読上げ暗算

3月に入り、一年生もずいぶん暗算ができるようになってきました。
一桁の暗算ができるだけでも、いろいろなアレンジができます。

例えば「3円なり、5円なり、7円では?」「15円」。このような暗算でも、「万」を付けて「3万円なり、5万円なり、7万円では?」とすることもできます。一年生の生徒たちは「万なんて無理!!」といった顔をしていますが、一人が「15万円」と答えます。

これを繰り返すと「な〜んだ。“万”を付けるだけ〜」ということが分かってきます。

数は「一対一対応」ができる世界から、数字という記号が生まれ、位取り記数法へと抽象化されていきます。
「“万”をつけるだけ」と言えた生徒は、位取り記数法の世界に足を入れたと言えます。

「“万”ができたら“億”を付けてみよう」というと「“無量大数”でやって!!」という声も返ってきます。まだまだ、位取り記数法の一歩にすぎませんが、数の世界にどんどん興味を持っていってほしいです。